2018年3月4日日曜日

投資は貯金じゃない! だが、リスクを把握していれば、君は積立投資でリターンを得られる

投資信託、特にインデックスファンドへの積立投資というのは、資産形成の手段としては、正直一番安全で、間違いがないものだと、私は思っております。

その考え方は、きっとこれから先も、変わることはないでしょう。

ですが、鋼の錬金術師じゃありませんが、この世は全てが等価交換です。

何かを得ようとするならば、当然、何かを失う可能性もあるのです。

自分の大切なお金なのですから、勿論、甘い考えで投資をやろうと思っている方はそうそういないとは思うのですが、万が一、そんな軽い気持ちで投資にチャレンジしようと思っている愚か者がいるようであれば、今回は私が直々に、しっかりと投資の怖さというものを教えて差し上げようと思っておりますので、覚悟して頂ければと思います!!!

ごめんなさいね……最初だけは、こんな感じで脅しておきます(笑)。


最近、私の購入していた投資信託は絶好調で、まあそんなに悪くはないリターンが出ておりました。

利益の20%ほどは税金として持っていかれてしまいますが、それでも銀行の金利よりは全然マシでしょう。

実は私の持つ投資信託は、100%がインデックスファンドという訳ではないのですが、大部分はインデックスファンドですから、あとは売らずにそのまま長期間保有し、余裕があれば、追加で買付を続けてゆくことで、リターンはどんどん増えてゆくと予想はできます。

信じられなければ、適当に幾つかの銘柄の基準価額の推移を調べてみてもらっても良いと思いますが、インデックスファンドはファンドの運用が開始された設定日を元にして考えると、そのほとんどは時間の流れとともに、基準価額が徐々に上がっているはずです。

まあ、あくまでも過去のデータじゃないかと言われてしまえば、それまでですが、過去のデータを信じるならば、今後もただ保有しているだけで、リターンはどんどん勝手に増えてゆくと考えるのが妥当なところでしょう。

そうなんですよ……インデックスファンドはですね、ただ持っているだけで、時間の力で総資産を増大させてくれる可能性を秘めた、エデンの魔法の樹なんですよね。

しかも、今の時代、やりようによっては、幾らでも世界中に分散投資させることができますから、これだけ安心、安全に資産を形成する方法というのは、今の私には他に考えることもできないんです。

逆に、もしインデックスファンドよりも簡単に、そして、安心、安全に、それでいて、それなりなリターンで資産を形成する素晴らしい投資法があるのであれば、私にこっそりと教えて頂ければ幸いで御座います(笑)

因みに、プロも口を揃えてインデックスファンドをオススメする理由は、信託報酬が非常に安いことにあります。

ファンドマネージャーが必死になって運用するアクティブファンドは、どうしても信託報酬が高くなってしまいますから、極端に信託報酬が安く、ある程度の結果を出せてしまうインデックスファンドには、最終的な結果としては、勝てないことが多いんですね。

ですけど、極めて少ないものの、素晴らしいリターンを出し続けることができるアクティブファンドも存在していて、そういった優良ファンドであれば、信託報酬の高さというハンディキャップをものともしない結果を出せますから、選択肢の一つにしても良いとは思っています。

実際に私も先日、このブログで手の内をバラしましたけど(笑)、セゾン投信の2種類のアクティブファンドと、レオス・キャピタルワークスのひふみシリーズには期待していて、少額ながらも積立を行っています。

インデックスファンドの保有や積立が退屈だったり、ちょっと冒険してみたいと思った場合には、アクティブファンドでインデックスファンド以上のリターンを狙いにいくことも、私は大いにアリだと思っていますからね。


……で、かなり話が脱線してしまったのですが、数日前、米国のトランプ大統領が鉄鋼製品、アルミニウム製品への輸入関税導入を実施するという話が出ましたよね。

その影響があってのことだと思いますが、やっと好調になってきたと思っていたのも束の間、あっと言う間にトータルリターンはマイナスに逆戻りですよ。

そうですね……これが投資の怖さなんですよね。

インデックスファンドの積立は、確かに最強の投資法だと思います

ですが、アキラ100%が年始早々に大失敗をやらかしたように、この世に絶対ということはなく、万能だと考えられるインデックス投資法であったとしても、こうやって一時的には損をしてしまう可能性もあるという訳です。

……ただ、過去のデータを信じるならば、やはり一時的には基準価額が爆下がりしたとしても、またすぐに元に戻るどころか、どんどん基準価額は上がってゆくでしょうね。

問題は、インデックス投資法は銀行の定期預金とは完全に別物で、長期間保有することで、それなりなリターンを得られると考えられるものなので、短期間でも簡単に儲かるんだというような、そんな甘い気持ちで手を出して良いものではないということなんです。

一時的には、こうやって総資産が下がるリスクも孕んでいる。

それをちゃんと分かって、理解した上で、ファンドを保有し、積み立ててゆくことが大切だということです。

私は怖がらせるようなことを、偉そうに書いておりますが、要はとにかく、軽い気持ちで投資をやるなということを、若者達に伝えておきたかっただけなのです。

ちゃんとリスクを考えた上で積み立てるのであれば、インデックスファンドは、場合によっては優良アクティブファンドも、きっと貴方の味方になってくれます。

くれぐれも、基準価額が下がったからと言って、すぐに売却なんてしないで下さいよ?

投資信託、特にインデックスファンドで損をしたなんて人は、大抵は長く続けることができず、途中で逃げ出した人達なのですからね。

人生を豊かにするためにも、自分がやろうとしていることはどういったことなのか、良い面も悪い面も全て把握した上で、付き合ってゆくことが大事なんですよ。

そして、最後にこれは当たり前のことなのですが、投資に関しては全てが自己責任です。

本当にこんな爺が偉そうな口を叩いて、申し訳御座いませんねぇ……。

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