Photo by ぱくたそ(https://www.pakutaso.com)
この時を待ち望んでいた方も多いでしょうね。
ついに本日、12/17(日)より、SBI証券にて、つみたてNISAの積立設定ができるようになりました。
もう積立設定を終えた方もいますかね?
つみたてNISAって何?って人もいるかも知れませんが、長期に渡るインデックスファンドの積立投資を行い、資産形成を目論む方には朗報ですから、是非ともご検討頂ければと思います。
株式や投資信託といった金融商品を購入し、保有していたら、その金融商品の基準価額が上がり、利益が出たとしましょう。
この利益を確定させることで、貴方は売却した分のお金がもらえる訳ですが、実は全額手に入る訳ではありません。
通常であれば、売却した時に得られた利益や、分配金や配当金等には、約20%の税金が掛かるのです。
20%って、結構大きいですよね(笑)。
だって、もし100万円の利益が出たとしても、その1/5である20万円は税金として持っていかれて、80万円しか受け取ることができないのですから。
決まりごとですから、それは仕方ないと割り切るしかありませんが、最近になって、日本でも少額投資非課税制度というものが始まりました。
それが、NISAやつみたてNISAになる訳ですね。
NISAというのは、NISA口座内で、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られた利益や、分配金や配当金等に掛かる税金が0になる、いわゆる非課税となる制度のことです。
つまり、さっきの話に戻りますと、通常であれば100万円の利益に対して、20万円の税金が掛かってしまい、実際に受け取れるのは80万円だけなのですが、もしNISAで運用していた場合、20万円の税金は非課税の扱いになりますから、100万円をそのまま受け取ることができるという訳ですね。
かなり美味しい制度ですから、その代償に、NISAもつみたてNISAも、様々な制約はあるのですが、これはやらない手はないのではないでしょうか。
ところで、さっきからNISAとつみたてNISAって言葉が出ているけれど、これって違うものなの?という疑問が湧きますよね。
ええ、そうです、NISAとつみたてNISAは、非課税制度であることに違いはありませんが、割と別物だと言っても良いでしょう。
細かい違いは色々あるのですが、本当に大雑把に言ってしまうと、NISAは非課税対象が株式・投資信託等、ラインナップが幅広い代わりに、非課税投資枠は新規投資額で毎年120万円(非課税期間:最長5年間)が上限となるのに対し、つみたてNISAは非課税対象が決められている投資信託に止まりますが、非課税投資枠は新規投資額で毎年40万円(非課税期間:最長20年間)が上限となります。
ぱっと見だと、非課税対象が幅広く、非課税投資枠が毎年120万円にもなる、NISAの方がお得な気もしますが、ここはカッコ書きした非課税期間に注目して頂きたいと思います。
NISAは毎年120万円が最長5年間、つまり非課税投資枠は最大で600万円ということになります。
それに対して、つみたてNISAの方は、毎年40万円が最長20年間なので、非課税投資枠は最大で800万円ということになります。
そろそろお気付きになられた方もいるのではないでしょうか。
そうです、この新制度、つみたてNISAは、まさに長期に渡るインデックスファンドの積立投資に最適な、大変有難い制度ということになる訳です。
因みに、つみたてNISAは決められている投資信託をどれか選んで、積立設定するということが条件になりますが、これらの商品は、金融庁により厳選された、低コスト、長期安定運用といった基準を満たしている、まさに選ばれた投資信託になりますから、言い方は悪いですが、インチキな商品はラインナップされていません(笑)。
安心して、自分の好きな投資信託を選び、運用を始めてゆきましょう。
最後に、参考までに、私が設定した、つみたてNISAのポートフォリオを貼っておきますね。
ネタバレしてしまいますと、国内株式、先進国株式、新興国株式への投資が中心となる、信託報酬が安めのインデックスファンドを各1銘柄ずつ選んでいます。
比率としては、国内株式中心:先進国株式中心:新興国株式中心=1:1:1という形になりますね。
これが正解とは限りませんし、積立の途中でもっと信託報酬が安いインデックスファンドが登場することもあるでしょうから、一時的なポートフォリオになるかも知れませんが、現状はこれでいこうと思っています。
ただ、いつだって自分の信じた道を突き進むだけですよ!
貴方もつみたてNISA、始めてみませんか?
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