Photo by ぱくたそ(https://www.pakutaso.com)
こう聞かれた時、できていますと自信を持って答えられる人は、実はそんなに多くはないのかも知れませんね。
今回は早速ですが、インデックスファンドの秘めた可能性について、少し書かせて頂きたいと思います。
社会人になると、毎月給料が入ってきますよね。
中には何十万円ともらえる人もいるかも知れませんが、普通のサラリーマンであれば、せいぜい手取りで10万円台、長時間の残業を行っても、30万円にも満たない人が多いのではないかと思います。
にも関わらず、日々の生活の中で、湯水の如く、たくさんのお金がなくなってゆきますよね(笑)。
食費はもちろんのこと、家賃に電気、ガス、水道、インターネットやスマホ、趣味にもお金は消えてゆきます。
私も若い頃は多額の借金があったので、限界まで出費を減らそうと、ストイックを絵に描いたような生活をしていました。
ですが、出費を減らすという考え方は、とても大事なことではあるのですが、やはりものには限度というものがあってですね……。
努力である程度までは減らすことができても、それ以上はどうにもならない場合もある訳ですよ。
長年着用していたスーツが、ある時、ビリっと破れてしまったりとか、急なトラブルで、予定していたよりも多くの出費が発生する場合も多々あります。
私は恐らくは毎月10万円近く、継続的に貯金できていると思いますが、それは多額の借金があったからこそ、節約術を覚えざるを得なかっただけであって、スマホを愛用している今の若者達の中には、なかなか貯金ができないという人も、決して少なくはないのではないでしょうか。
ましてや、貯金しても利息がほとんど付かない時代です。
気になったら、ちょっとネットで調べてみてほしいのですが、今の銀行の定期預金の金利、本当に酷くないですかね?
人件費が掛かり辛いネット銀行でさえ、年率0.1~0.2%程もあれば、お得だお得だと言われるような状態です(笑)。
今の若者達はそれが当たり前なんだと思っているかも知れませんが、何十年も昔の時代であれば、ちょっとそれは考えられない世界でしたね。
話が脱線し過ぎてしまいましたが、要は大した収入も得られず、出費もある程度までしか減らせず、しかもやっとの思いで銀行にお金を預けても、それに見合う利息は払ってもらえない……それが現実ですよね。
数年前、そう思いながら国債を購入したのですが、直後に自分の犯した過ちに気付き、勿体ないことをしてしまったのだと、深く後悔しました。
そうです、どうせお金を預けるのなら、預ける場所はしっかり考えた方が良い。
元本保証という言葉だけに踊らされていたことに気付いた時には、少し焦りというものを感じました。
そこで私は色々と調査し、考え抜いた結果、長期に渡るインデックスファンドの積立投資こそが、そのお金を預けるべき場所に相応しいと結論付けました。
インデックスファンドは投資信託の一種なのですが、驚くべきことですが、証券会社によっては、100円からでも積立を行うことができるんです。
例えば、株式を購入する場合、何十万円といった、まとまったお金がないといけないことが多いですよね。
でも、投資信託であれば、それこそ缶ジュースを1本我慢すれば、買えてしまう訳です。
例え100円であったとしても、投資は投資。
貴方も立派な個人投資家です(笑)。
また、インデックスファンドは多くの企業の株式等に分散投資している、比較的安全な金融商品と言うことができます。
再び株式を例に挙げて考えますと、当然のように何十万と掛かってしまう株式ですが、万が一、その会社が潰れてしまった場合、一瞬にして、その株式は紙切れ同然となってしまいます。
しかし、インデックスファンドは多くの企業の株式等に分散投資しているものなので、例えある日、何社か急に潰れてしまったとしても、他の多くの会社は無事ですから、一夜にして基準価額が0になってしまうなんてことはありません。
よく言われる格言ですが、まさに「卵は一つのカゴに盛るな」ということなんですよね。
あと、インデックスファンドは誤解を恐れずに言いますと、アクティブファンドに比べて、運用に労力が掛からないので、その分、リターンを期待できるということがあります。
アクティブファンドも投資信託の一種ですが、こちらは運用のプロであるファンドマネージャーが、銘柄やタイミングをアクティブに選んで投資するものになります。
それに対して、インデックスファンドは「日経平均」だったり、「TOPIX」だったりといった指標(インデックス)に連動することを目的に運用されていますので、プロがあれこれと考えなくても済むため、信託報酬という費用が安くなりやすいのです。
でも、だったらプロがあれこれと考えて運用するアクティブファンドの方が、何も考えていない(失礼ですが)インデックスファンドなんかよりも、ファンドの価値が上がるんじゃないの?と思われる方も多いと思いますが、実はこれが意外なことに、そうではないんですよね。
確かに今話題のレオスの「ひふみ投信」や「ひふみプラス」といった、一部のアクティブファンドに関して言えば、インデックスファンドよりも利益を上げています。
ですが、過去のデータを見てゆくと、何とプロが運用するアクティブファンドは、インデックスファンドに勝てないことが、圧倒的に多いということが分かります。
この結果は、毎日掛かる信託報酬というコストが高いというだけではなく、プロが本気で考えても、ベストな買い時、売り時というものは、そう簡単には分からないのだということを教えてくれているのです。
何とも皮肉な話ではありますが、投資信託の世界で言えば、プロはズボラに勝てないことが多いということなんですね。
そして、何度大暴落があったとしても、指標(インデックス)というものは、長い目で見れば右肩上がりです。
当然、指標に連動しているのがインデックスファンドなのですから、より良いものを生み出そうとしている人類と共に、世界経済が成長してゆけば、過去のデータと同様に、インデックスファンドで利益を得ることができると考えられます。
これが、長期に渡るインデックスファンドの積立投資の強みです。
だらだらと長くなってしまい、申し訳ありませんが、とにかくインデックスファンドは凄いのだということだけ覚えておいてもらえればと思います。
年率0.2%の金利が良いところの銀行の定期預金と、年率1%でも2%でもリターンが出そうなインデックスファンドだったら、貴方はどちらを選びますか?
言うまでもなく、私は後者を選びますし、実際に選んで運用しています。
それだけの話ですね。
さあ、気になった人は、今からでも種を蒔きに行きましょう!
将来きっと、大きな樹に育つでしょう。
これからもインデックスファンドの魅力を伝える記事は書いてゆきますので、お付き合い頂ければ嬉しい限りです。
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