2017年12月26日火曜日

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで資産形成②

Photo by ぱくたそ(https://www.pakutaso.com)

さて、セゾンのグロバラは、まず分配金再投資専用を謳っていて、基本的には分配金を出さずに、純資産を増やし、基準価額を底上げすることで、そのキャピタルゲイン(資産価値の上昇による利益)をもって、投資家達の期待に応えるファンドなのだということは分かって頂けたことと思います。

もしまだよく分からないよという方は、前回の記事を読んで頂ければ幸いです。

投資信託というものは、長い目で見た場合、大抵は分配金を出さないファンドの方が望ましいのです。

分配金を出すファンドの場合、分配金を決められたタイミングでもらえる代わりに、そのファンド自体の基準価額が下がってしまうというデメリットがあるからです。

セゾン投信のファンドに関わらず、これは他の証券会社のファンドについても言えることですので、是非とも頭の片隅に置いておいて頂ければと思います。

ここからは更にグロバラの目的や特色について見てゆきましょう。

まあ、交付目論見書に書かれていることですので、細かい説明は不要かと思いますが、このファンドの存在を知らなかったという方もいらっしゃるかも知れませんので。

【ファンドの目的】

主として、投資信託証券を中心に投資を行い、信託財産の長期的な成長を図ること

【ファンドの特色】

1、国際分散投資

2、株式と債券への分散投資

3、低コスト

ファンドの目的については、特に何も問題ないでしょう。

ファンドの特色についてですが、まず国際分散投資というのは、このファンド1本だけで、世界中に分散投資することができるということです。

資産配分比率は状況に応じて適宜、見直しが行われますが、株式であれば、米国、欧州、日本、太平洋、新興国、債券であっても、米国、欧州、日本等といった具合に、ほぼ世界中の国々に投資を行えるんですよね。

投資という行為自体がつまらなくなってしまいかねないということもあり、あんまりこんなことは言いたくはないのですが、ぶっちゃけてしまうと、このファンド1本に投資を行うというのも、一つの方法だと思う訳です。

何故かと言うと、長期分散低コストの重要要素を、全て満たしているファンドだからです。

グロバラのライバルとも言える、世界経済インデックスファンドも、構成は若干異なりはしますが、同じグループに属する優秀なファンドだと言えるかと思います。

但し、グロバラに関して、この低コストというのは間違いではありませんが、もっと信託報酬が安いファンドを組み合わせるという方法がありますので、それを考えた場合には、多少は割高感はあるかも知れません。

それでも、実質的に負担する必要がある信託報酬は「0.68±0.03%/年(税込)」ですから、何も考えずにグロバラ1本!……っていうのも、あながち間違いではないとは思います(笑)。

今の時代、銀行にはどれだけお金を預けても、大した利息はもらえません。

であれば、むしろグロバラを銀行口座だと考えて、無理ない範囲でできるだけ投資を行い(注意:スポット購入で一気に買うのはリスキーですから、もちろん積立で少しずつですよ)、大きなお金が必要になってしまったら、その時はグロバラを一部切り崩す……といった戦法も一つではないかと。

株式と債券への分散投資については、「原則50:50」の投資比率となっており、リスクを抑えながら、安定したリターンの獲得を目指しているんですね。

株式への投資比率が100%であれば、世界経済が好調の時は良い結果となりますが、世界経済に大打撃を与える事件が起こった場合、それこそとんでもないことになってしまいますからね。

長期に渡るインデックスファンドの積立投資を行ってゆくと、最悪の場合、一時的に評価額は60%程になってしまうこともあり得ると言われています。

そんな風にはなってほしくはありませんが、債券と半々であれば、多少は安心だと思えなくもありません。

そして、忘れてはいけないのが、ファンドのタイトルにも含まれております、「バンガード社」の存在です。

バンガード社は「世界最大級の運用会社」であるため、グロバラを知らなかったという人であっても、もしかしたら名前を知っているかも知れませんね。

グロバラは、株式や債券等に直接投資はせず、バンガード社の超低コストの8つのインデックスファンドに投資を行う、「ファンド・オブ・ファンズ方式」を取っています。

バンガード社にここまで依存している以上、万が一、バンガード社に何かあったら……という懸念がない訳ではないのですが、「ローコストリーダー」、「インデックスファンドの世界シェアNO.1」という実態を見る限り、その心配は杞憂に終わるかも知れませんね。

セゾン投信のファンドのデメリットとして、よく挙げられることとしましては、何をするにも書類を取り寄せて、記入、押印を行い、送付しなければならないということで、正直言いますと、ちょっと面倒臭いんですよね(笑)。

ですが、だからこそ解約したがらない投資家の方も多いのかも知れません。

結果として、この面倒臭さで解約を回避し、実績を積み上げているのでしょうから、割とネットで全てを済ませられないというのも、良いやり方なのかも知れませんね。

とりあえず、銀行の定期預金や国債に使うくらいであれば、少しずつでもお金をグロバラの積立に使った方が、良い結果が生まれるのではないかと思っています。

私も毎月、決まった金額を積み立てています。

セゾン投信のファンドは、ネット証券等では購入できないため、まずは専用の口座を開設する必要があります。

そのため、すぐには購入することはできませんので、早く積立を行いたいという方は、今すぐ行動に移すのみですよ!


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