Photo by ぱくたそ(https://www.pakutaso.com)
たった一つの投資信託で、全世界に投資ができて、さらには大きな利益まで得られるとしたら、それって素敵なことじゃないですか?
そんな夢のようなこと、できる訳ないだろ!……と言う方もいらっしゃるかも知れませんね。
ですが、実はそれができるんです(笑)。
今回は「セゾン投信株式会社」が運用する投資信託、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」について、少々語らせて頂きたく思います。
「いそがないで歩こう。」というキャッチフレーズが素敵な、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、略してグロバラなのですが、これは私もなかなかに魅力的なファンドだと思い、以前からずっと目を付けていて、余裕が出始めた現在、毎月積立で購入しています。
交付目論見書を見てもらえば分かると思うのですが、何とこのファンド、はっきりと「分配金再投資専用」と表紙に記載しているんですよね(笑)。
分配金が再投資されてしまうのなら、それってあまり美味しくないんじゃないの?……と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、私はそのような誤解をしている人には、認識を改めてほしいと切に願いますね。
確かに株の配当金と同様に、投資信託の分配金には魅力はあります。
ですが、気になったら幾つか分配金を出すファンドを調べて頂きたいのですが、大抵は純資産がどんどん減っているのではないかと思う訳です。
これはどういうことかと言いますと、実際には利益が出ている訳ではないのですが、そのファンド自体の資産を切り崩してまで、投資家達に分配金を出しているということなんですよね。
分配金が受け取れてラッキー!……と、その時は思っても、実は純資産が年々減っていて、ファンドそのものの基準価額が下がってしまったら……。
これ以上は言わなくてもご理解頂けることと思います(笑)。
いや、もちろん、分配金を投資家達に出しても、ちゃんと利益が出ているのであれば、それはそれで良いと思うんですよ。
ですが、実際にはそのような素晴らしいファンドというのは、なかなかないものなんですよね。
私も分配金が毎月10万円でも、未来永劫入ってくるのであれば、間違いなく分配金を出すファンドに投資をしたかったのですが、残念ながら、そのような不労所得のシステムを構築することは難しいと悟りました。
それでも、どうしても不労所得にこだわるのであれば、例えばですが、潰れることはないであろうと判断できる複数の会社の株を持ち続け、長期的に配当金をもらい続けるという手もありますが、やはりそれはそれでリスクがありますし、何より株を購入するためには、それなりな大きさの元本がなければ、ううむ……。
……と、完全に話が脱線してしまいましたが、基本的に分配金を出すファンドには、過度な期待は禁物だということを、個人投資家の方々には分かって頂きたいんですよね。
ですから、ちゃんと分かっている人達は、このセゾン投信の考え方や金融商品を、非常に高く評価している訳です。
分配金を出せば、純資産が減ってしまい、ファンドの基準価額が下がってしまう。
ならば、分配金を再投資させれば、複利の効果も相まって、どんどんファンドの純資産が増えてゆき、基準価額も上がり、投資家達はその恩恵を受けられる……という訳ですね。
分配金を出さないと、まあ国から圧力等もあるようですが、基本的にはセゾン投信は出しませんし、今後も出すつもりはないでしょう。
セゾン投信のファンドが人気である理由の一つが、まさにこの分配金再投資専用のファンドであるということですしね。
グロバラの最大のライバルであるとも言える、「世界経済インデックスファンド」でさえ、数年前に分配金を何度も出してしまった訳なんですけどね。
さて、まだまだセゾンのグロバラには、魅力的な要素がたくさんあります。
その全てを、とても語り尽すことはできません。
近々またグロバラについての魅力を、少しずつ語ってゆきたいと思います。
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